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未熟者、日々迷走中…
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# 地獄の季節
 ランボオって、実は私、ここ最近までイコール中也としか考えていなかったんですね。
中也の訳のランボオしか読んだことなかった。
なんか今それをものすごく反省している。
猛烈に反省していますよ。
心の底から懺悔しています。

ゴメンナサイ。

ものすごい本です。
こんなにぺらいのに…。

小林秀雄ってすごい!!!!!

そしてランボオってすごい!!!!

いや、早熟の天才ランボオもすごいし、ここまで冷静と情熱に満ち溢れた文体で訳している小林秀雄もやっぱりすごい!!
これこそふたりの天才のコラボです。

行間から殺意とも言えるほどの怒りと狂気が匂ってくる。
誰に対する殺意だろう?
ヴェルレーヌ?
息子の才能を知りもしなかった愚鈍な親たち?
当時の文壇でデカイ面していた作家たち?
政治家たち?
時代そのもの?
それとも自己?

いやあ、びっくりしました。
ひれふしたい。


せっかく卒論で中也やったのに、もっとあのとき真剣にランボオ読んでおけばよかった…。
若かったあの頃の私は、ただひたすらに彼らの不毛な三角関係に囚われておったよ…。

中也訳のランボオとは狂気と怒りの密度が根本的にちがうし、他のひとの訳のランボオとは言葉の語彙の広さと深みが比べ物にならない。すごく男くさいし…。
昔どこかで、小林秀雄が自身で創作した小説なり詩はあまり評価が高くないが、翻訳したものや評論はどうしてあんなに評価が高いのか、というの分析していいるのを読んだ気がする。
中也も確か、小林の詩をこき下ろしてたような…。
でも、不思議なことに小林訳のランボオを読んだあとだと、中也の詩がものすごくシンプルでストレートに受け止められる。
ランボオの狂気や怒りは外に向いているけど、中也のそれは内へ内へと向いていて、波風も立たないほど静謐なものに感じるからかな?

だからと言って中也は内向的な人間なのかというと、決してそうじゃないからこそ、彼の魅力って底知れなくて、変な表現だけれど、「面白い」んです。
中也って読めば読むほど、知れば知るほど、ますます彼の本質がわかんなくなって泥沼になってしまう。
そういう意味では、中也自身が狂気そのもの。



……なにが言いたいのかわかんなくなってきた。
別に中也について語りたいわけではなく(私が中也論を語ると、どっかの誰かさんと知らず知らずかぶってしまうので避けたい;)小林秀雄訳のランボオ、最高にクールです!ってことです。
今はただこの本を神棚にでも置いて拝み倒したい気分。
うち、神棚ないけどさ…。


そういえば、もう20年近く前(?!)レオナルド・ディカプリオがランボオをやっていた『太陽と月に背いて』、賛否両論あるけど、私は結構好きでして、もう何回も観返しています。
どこまでも破滅的で刹那的で、デカダンスな詩人ライフ。
そこらへんに私の原点があるのかもしれない。
昔っからロードムービーとか大好きだったしなあ。
レオのランボオ、可愛かったなあ…。タチだけど…。
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